ここでは、コンテナハウスを住まいとして活用する場合に、取り入れたい構造・設備・デザインを紹介していきます。実は、コンテナハウスは木造建築と同様に間取りや内装は自由に決められるので、コンテナを使用するからといって特に制限がある訳ではありません。コンテナハウスにどのような使い方があるのか、施工例を参考にして自分だけの快適な居住空間を作ってみませんか。
ここからは、コンテハウスの住宅の施工例をピックアップして紹介していきます。以下の6つの使用例を参考に、住宅やガレージの建築をぜひ検討してみてください。
住宅だけじゃない!?
商業施設としても活用できるおしゃれなコンテハウス
コンテナを使用して平屋を建築することが可能です。コンテナは横・縦に連結できるので、縦に積み上げると吹き抜け天井の広い平屋を建築できます。また、平屋は採光の確保が難しいと言われていますが、堅牢なコンテナなら窓をたくさん設けられるため、明かりの降り注ぐ住まいにできるでしょう。
コンテナを縦に積み上げると、2階建てのコンテナハウスを建築できます。斜め設置、ハの字やコの字設置も可能で、デザイン性の高い住宅にできるでしょう。金属製ですが断熱工事を行えば、従来の木造建築の2階建て住宅と同じくらいの快適性を保てます。
コンテナハウスに水回りの工事を行うと、バスルームの設置も可能です。小さな20フィートコンテナを使用したコンテナハウスでも、マンションタイプの小規模なバスルームなら設置ができます。また、どうしてもスペースを確保できない場合は、シャワー室のみ取り付けることも可能。間取りに応じて柔軟に取り付けられます。
コンテナハウスは頑丈なつくりなので、窓をたくさん設置できます。大開口窓やFIX窓を設置して、換気性能や採光に優れた住まいづくりができるでしょう。また、大開口窓を取り付けても強度を維持できることから、外壁の半分近くを窓にするケースもあります。
コンテナハウスはとにかく頑丈で、屋上部分まで有効活用できるのが特徴的です。屋上ウッドデッキを取り付けると、外まで居住空間の一部として活用できます。2階建てにして、1階部分の屋上の一部をウッドデッキにすることも可能です。
コンテナハウスは小規模のものだと場所を取らないので、庭に設置することが可能です。リモートワークをする部屋として使用、あるいはジム・サウナ・防音室といった具合に趣味部屋として活用できます。
コンテナハウス自体をガレージとして使用したり、コンテハウスの一部にガレージを取り付けたりすることが可能です。断熱工事を行えば、温度差の少ないガレージにもできるため、作業場としても活用できます。